認定講義2017

2017年7月28日 更新版

計算科学アライアンスでは、標準教育体系に沿った教育コースを受けた学生に修了証を発行します。教育コースの認定講義は以下の6つのカテゴリーに分類されています。

  1. カテゴリーA
    プログラミング基礎・数値計算アルゴリズム基礎
    計算機システムの使い方、CやFortranなどプログラミング言語の基礎を習得する。常微分方程式、連立一次方程式、固有値問題の解法、データ統計処理など基礎的な数値計算アルゴリズムを学習する。
  2. カテゴリーB
    数値計算アルゴリズム・並列プログラミング
    より高度な数値計算アルゴリズムを学習する。具体的には、疎行列に対する反復解法、クリロフ部分空間法、偏微分方程式の基礎解法、モンテカルロ法、最適化問題などを学ぶ。初歩的な並列プログラミング技術を習得する。
  3. カテゴリーC
    計算科学概論
    計算科学のさまざまな分野で行われている研究やシミュレーション法について概観する。それぞれのシミュレーションでどのようなアルゴリズムが用いられているかを学ぶ。また、実際にソフトウェアを用いて計算科学シミュレーションを体験する。
  4. カテゴリーD
    HPC:並列プログラミング・最適化
    最先端のスーパーコンピュータを駆使するのに必要とされる技術を学ぶ。種々の並列アルゴリズム、MPI並列やOpenMP並列などの並列プログラミング、メモリアクセス最適化などチューニング技術を習得する。
  5. カテゴリーE
    数理:高度な数値計算アルゴリズム
    最先端の数値計算アルゴリズムとその数理的基礎付けについて学ぶ。現代の計算科学で広く用いられている差分法・有限要素法・有限体積法、特異値分解、最適化問題などの手法とその応用について学習する。
  6. カテゴリーF
    計算科学
    計算科学の各分野におけるシミュレーション手法とその研究成果について学ぶ。電子状態計算、分子動力学、量子多体計算、数値流体力学、構造計算、ゲノム解析など、さらには社会科学や経済分野における最先端手法を学習する。また、実際にソフトウェアを用いて大規模計算科学シミュレーションを実行する。

このリストには今後、追加が行われることがあります。

計算科学アライアンス 2018年度3月修了者の修了証申請について

計算科学アライアンスでは、今年度3月に学部を卒業又は大学院を修了(博士課程満期退学を含む)する学生で、当アライアンスの教育コースの修了要件を満たした者に対し、希望者に修了証を交付しております。修了証発行をご希望の方は、各自下記所定の申請を行って下さい。なお、次回の修了証発行は2018年8月から9月にかけてを予定しています。

修了証申請期限を2/20に延長しました。

認定広義についての内規

認定講義についての内規はこちらです。