認定講義

2024年4月24日改正

計算科学アライアンスでは、標準教育体系に沿った教育コースを受けた学生に修了証を発行します。教育コースの認定講義は以下の6つのカテゴリーに分類されています。

本認定講義一覧と実際の講義の単位数に齟齬がある場合は、便覧に記載された単位数に従います。

  1. カテゴリーA
    プログラミング基礎・数値計算アルゴリズム基礎
    計算機システムの使い方、CやFortranなどプログラミング言語の基礎を習得する。常微分方程式、連立一次方程式、固有値問題の解法、データ統計処理など基礎的な数値計算アルゴリズムを学習する。
  2. カテゴリーB
    数値計算アルゴリズム・並列プログラミング
    より高度な数値計算アルゴリズムを学習する。具体的には、疎行列に対する反復解法、クリロフ部分空間法、偏微分方程式の基礎解法、モンテカルロ法、最適化問題などを学ぶ。初歩的な並列プログラミング技術を習得する。
  3. カテゴリーC
    計算科学概論
    計算科学のさまざまな分野で行われている研究やシミュレーション法について概観する。それぞれのシミュレーションでどのようなアルゴリズムが用いられているかを学ぶ。また、実際にソフトウェアを用いて計算科学シミュレーションを体験する。
  4. カテゴリーD
    HPC:並列プログラミング・最適化
    最先端のスーパーコンピュータを駆使するのに必要とされる技術を学ぶ。種々の並列アルゴリズム、MPI並列やOpenMP並列などの並列プログラミング、メモリアクセス最適化などチューニング技術を習得する。
  5. カテゴリーE
    数理:高度な数値計算アルゴリズム
    最先端の数値計算アルゴリズムとその数理的基礎付けについて学ぶ。現代の計算科学で広く用いられている差分法・有限要素法・有限体積法、特異値分解、最適化問題などの手法とその応用について学習する。
  6. カテゴリーF
    計算科学
    計算科学の各分野におけるシミュレーション手法とその研究成果について学ぶ。電子状態計算、分子動力学、量子多体計算、数値流体力学、構造計算、ゲノム解析など、さらには社会科学や経済分野における最先端手法を学習する。また、実際にソフトウェアを用いて大規模計算科学シミュレーションを実行する。

このリストには今後、追加が行われることがあります。

計算科学アライアンス修了者の修了証申請について

計算科学アライアンスでは、当アライアンスの教育コースの修了要件を満たした者に対し、希望者に修了証を交付しております。2022 年度より、学部卒業・大学院修了1年後までの任意の時期に修了証の発行を申請できることになりました。修了証発行をご希望の方は、各自下記所定の手続きに従って、申請を行って下さい。
なお、東大を離れている方の場合は、あらかじめ事務局にメールで連絡をして、パスワード付きのフォームにアクセスするためのパスワードを入手し、パスワード付きのフォームで申請を行ってください。

フォームの不具合については計算科学アライアンス事務局secretariat(at)compsciまでお問い合わせください。
(at) を@に、compsciをcompsci-alliance.jpに置換してください。

認定講義についての内規

認定講義についての内規はこちらです。 (PDF版はこちら)